手帖の白

日々をゆるく綴っています

8月をふりかえる

何日か前に、テレビでアナウンサーが「台風と猛暑に振り回された夏でしたが云々」と話していて、猛暑の夏がもう終わったみたいなこと言うやん……と思った。今週もずっと最高気温33とか4とかだったというのに。
それでも朝晩は一息つけるほど涼しくなって、日暮れは少しずつ早くなって、ずっと地獄みたいな暑さは徐々にやわらいでいる。早く最高気温30℃切ってくれー。

今月見た映画

君たちはどう生きるか

www.ghibli.jp

可もなく不可もなく、★3というところ。
どのキャラにもあんまり好感を持てず、どのキャラの動機もいまいち薄めに思えて物語に入り込めなかった。画面はすごかった。さすがジブリ、という感じ。
他の人の感想を見たくてネットの感想や考察を探したけれど、「この場面は宮崎駿の人生におけるこれこれを意味しており云々」みたいなメタ的な考察が山ほど出てきて辟易してやめた。フィクションの創作物を見て作者のことを考えさせられるの、嫌。
キャストの前情報をほとんど入れていかなかったら、菅田将暉とか木村拓哉とか全然わからなかった(柴咲コウはわかった)。キムタクはキムタクの声しか出ないのかと思ってたよ……俳優さん、すごいな???
米津さんのテーマソングは美しかった。でもテーマソングとしてのぶっ刺さり度は「M八七」の方が上かなあ。シンウル映画本編の印象を5割増しぐらいにしてしまう力が、あの曲にはあったように思う。わたしがあの曲を好きすぎるだけかも。

今月読んだ本

ずいぶん久しぶりに小説を読んだ。ノンフィクションとかじゃなくて「物語」を読みたくなったので、本屋でピックアップされて並んでる文庫から適当に買った。感情の起伏が少なそうな、読んでてしんどくならなさそうな、平和そうな本を選んだ。

めちゃくちゃサンドイッチがおいしそうで今すぐ食べたくなる。サンドイッチ専門店、近くにないのかなとぐぐった(なかった)。
続編(語らいサンドイッチ)の終盤まで読んで、ちょっと蕗子がうるさく感じてきた頃、少しだけ笹子視点のパートがあって、なんだかぐっときてしまった。蕗子には蕗子の執着があり、笹子には笹子の人生があるのだ。
シリーズ3冊目はまだ読めてない。

今月読んだ漫画

ドリフターズ」の新刊が出た。読んでる間中、ああ〜もっと読んでいたい〜読み終わらないで〜と思っていた。登場人物の元ネタ、知ってるひとも知らないひともいる。源義経の人となりには詳しくないんだけど(あんなに有名人であるのに)、エキセントリック系が基本なのかな?「鎌倉殿の13人」の菅田将暉を思い出す。

「違国日記」が完結していた。作中でえみりとしょーこちゃんにつらいイベントが起こらなくてほんとうによかった。ただふたりでいるだけで苦しくてせつなそうなので、それ以上の苦難はちょっと。

マロニエ王国の七人の騎士」、新刊出るの毎回めちゃ楽しみにしている。話の続きも楽しんでるけど、新刊読むたび最初に戻って1巻から読んでしまう。眠くないとエリーの話が好きすぎるんよ……(「眠くない」は人名です)。

黒猫が10歳になった。人間換算すると50代半ばでいい年だけど、まだまだ若くて元気で、いっぱい食べるしいっぱい遊ぶ。もふもふだし目力も強い。
20年生きてくれるとして、一緒に過ごせる時間の半分が過ぎてしまったのかな、と思うことがある。絶望のあまり情緒がガタガタになるのであんまり考えたくない。

ブログ

8/20に始めて、記事を6本書いた。
実はブログを始めたのはなんも今回が初めてではないのだけど、今はここで日常をだらだら書くのが楽しいので、続けられるといいな。